やさしい人になりたい

 

キラリと光ったその向こう

目を凝らしたけど見えない

私の思う”優しい”は一体何だろうか。

打算か溢れるこの街に

埋もれ始めたのは紛れもなく僕自身

 

朝を迎えて 苦しくなる

夢の中の私はどんな時も卑怯だ

 

人の痛みをわかったつもりで

頭を撫でては見下していた

欲しかった物はこの手からすり抜けて

触れた感覚さえ今はない

 

 

深い闇の中歩き出す

目を塞いで耳も塞いで

掻き消すように叫んだ

 

朝を迎えて 苦しくなる

夢の中の私はどんな時も

 

目の前にあるものだけ信じて

去って行く君を追いかけもせず

僕の心は何のためにあるのだろう

見たい景色をまだ見ていない

 

 

どれだけ言葉を並べても

愛というものは伝わらない

見え透いた嘘もこの胸で受け止めて

痛みはいつか優しさに変わる